役場からの電話――

この日、田中さんは役場からの連絡を待っていました。

田中壽満子さん(86)「ドキドキ。どうしたらいいか。来るか来ないか」
月田ヒロ子さん「来るように祈っています」

鳴ったのは月田さんの携帯電話でした。

月田ヒロ子さん「壽満ちゃん。残念でしたって」
田中壽満子さん(86)「なんて?もしもし」

区長が役場に田中さんの結果を確認してくれたのです。田中さんの希望は叶いませんでした。  

近所の人「役場に私はどこに行けばいいのですかって聞かないと」
田中壽満子さん(86)「残念。私はどうしようか」
近所の人「(娘夫婦のいる)鹿児島には行きたくないね?」
田中壽満子さん(86)「本当に鬱になるもん。誰も知らない所だから」