解約の “3つの関門”

実はダークパターンには、典型的な手口ごとに名前がついている。モバイルプリンス氏が解説する “解約の3つの関門” がこちら。

  • キャンセル困難… 解約ページへの動線がわかりにくく、探すだけで疲れ果てて「今度でいいや」となってしまう。
  • 偽りの階層表示… 解約ページにたどり着いても、"解約しない"ボタンが大きく目立つ色で表示され、"解約する"ボタンは小さく薄いグレーになっている。
  • 執拗な繰り返し… それでも解約しようとするとポップアップが出て「本当にいいですか」「今なら特典があります」と引き止めてくる。

携帯電話業界で働いた経験のあるモバイルプリンス氏は、「人よりは詳しいはずの私でさえわからない手順がある」と苦笑いする。

ただし、これらがすべて悪質というわけではない。「本当に解約しますか」と一度確認すること自体は通常の商売の範囲で、振り込め詐欺を防ぐためにあえて確認を重ねる画面もある。国も法律では大枠を定め、具体的な線引きはガイドラインで示す方針だ。