「ただただ、1人の女の子として生きてほしかった」
千奈ちゃんの置き去り事件をきっかけに、国は全国の通園バスにブザーやセンサーといった安全装置の設置を義務付け、静岡県内の設置率は2024年末に100%に達した。
<記者>
事件は、通園バスをめぐる全国の取り決めを変えました。
<河本千奈ちゃんの父>
安全装置が設置されても、事件後も全国の園では、電源を切っていたりと、大きな事件には至っていませんが発生しています。
ハード面を良くしても、使う側の人間がしっかりと仕組みやルールを守らなければ、また同じことが起こるのではないかと思います。
ただ後ろを振り返ったり、車内を確認するという、それだけで良かったはずなんです。なぜ、それが川崎幼稚園はできなかったのか。
千奈は、行政を変えるために生まれてきたわけではありません。教訓になるために生まれてきたわけでもありません。ただただ、1人の女の子として生きてほしかった。本当に取り返しのつかないことをしてしまった。
安全装置が付いたから。教訓になったから。これで終わりだとは、私たち遺族は思いません。














