「決着がつくことはない」終わらない苦しみ
事件直後、遺族の元を訪れた当時の園長は「川崎幼稚園を廃園にする」と念書を交わしていましたが、運営する榛原学園は一転、「今後も、希望者がいる限り園を継続していく」という方針を示し、現在も園は継続している。
遺族は署名を集めるなど、榛原学園に対して園を廃園にする、もしくは他の法人に運営を引き継ぐことを求めてきた。
<記者>
榛原学園が「入園希望者がいる限り、園を継続する」という方針を示している点について、今はどのようにお考えでしょうか。
<河本千奈さんの父親>
川崎幼稚園が必要な保護者はもちろんいると思います。それも分かった上で、子どもを殺された側としては、やはり恨みというものはあります。「あんな杜撰な園は潰れてしまえ」といった強い気持ちを、私個人としてはずっと持ち続けています。
<記者>
念書については。
<河本千奈ちゃんの父>
できない事は書かなければいいし、書いてしまった事は実行する、もし、出来ないのであれば、しっかりと私たちに説明する。そういったことが必要だと思います。
その説明がされていないので、私たちとしては、あれは何だったのか?その場しのぎの約束だったのか?そう考えます。
榛原学園の組織的には何ら変わっていない状況で、一族が経営してる。あの地域にとっては、子どもを預ける場所が必要であって、運営組織は他でもいいのではないかと思います。経営者が一族から変わるということであれば、私はそれでも構わないと思っています。
いろいろな難しい問題もあると思いますが、私はそう思います。
<記者>
「決着がつく」というタイミングはあるのでしょうか。
<河本千奈さんの父親>
決着がつくことはないと思います。園長は実刑を受けて、それを終え、普段通りの生活をしている。でも、千奈はそれができない。
それが覆ることがない以上、決着がつくということはないと思います。私たちが死ぬまで。自分のこの悔しさとか恨みとか、そういったものが消えることはありませんので。決着がつくことはないです。














