午前11時“異様な別会合” 近距離なのに対照的だった両者の空気
“分裂”が発表された8月31日(月)には、立て続けに会合が行われた。

奥村記者が特に大きな山場だとみているのは、午前11時からの“母体別”会合。衆議院第一議員会館の地下1階、同じフロアのわずか2部屋挟んだ距離にある2つの会議室で、立憲出身者と公明出身者が別々に集まるという異例の事態となった。
もともと中道は結党以来、「同じ党になったのだから」と出身母体を強調されることを嫌う空気が強かっただけに、この光景は異様だったと奥村記者は振り返る。
さらに、両者の雰囲気は対照的だったという。
立憲出身者の会合が1時間弱で終わり、出てきた議員たちは心なしか“ホッとした”様子で、記者にも笑顔を見せたのに対し、公明出身者の会合は1時間40分程度と長かった。
公明側の会議室に人が出入りする際、扉の隙間から奥村記者が目にしたのは一様に下を向く出席者の姿。そして、出てきた議員たちには重苦しい空気が漂っていたという。
奥村記者は、合流に前向きな議員が多かった公明側にとって「合流が完全に不可能になったという事実を突きつけられた場だったのかもしれない」と振り返る。

会合後、立憲出身の中道議員を取材すると、「自分の所属政党がなくなるのは複雑だ」という声が聞かれた。一方で、ある関係者は「正確な現状認識もなく戦略もなくここまで来てしまった。こうなるのは当然では」と厳しい見方を示した。














