中道改革連合が、事実上の分裂へと急転直下の動きを見せた。数日前まで議論されていた立憲民主党、公明党との「3党合流の見送り」から、なぜ党そのものの分裂へと発展したのか。
その裏側では、同じ政党に属する議員たちが、わずか数10mの距離で別々に会合を開くという異様な光景が繰り広げられていた。分裂に至るまでの内幕に加え、今後の野党、ひいては日本の政局全体に与える影響を、TBS政治部・野党担当の奥村康平記者が解説する。

なぜ?3党の「合流見送り」が“中道分裂”に 中道関係者「支持母体の意向強い」

3党合流の見送りが報じられてからわずか数日、中道は事実上“分裂”の見通しとなった。奥村記者によると、8月28日(金)の夜から“分裂”という言葉が聞こえ始めたといい、31日(月)には「党を新たな形態にする」と発表された。事態は週末を挟んで急激に動いたことになる。

3党が合流しなかったことが、なぜ中道の分裂にまで繋がったのか。そこには、議員同士の仲違いといった単純な理由ではない構造的な問題があった。

取材したある公明出身の中道議員は「現状維持では中道勢力拡大の展望は望めない」と閉塞感を語り、別の中道関係者は「公明の支持母体の意向が強い」と指摘した。

議員間の関係性が良好でも、党を取り巻く状況や支持母体の意向が「現状維持」を許さなかった結果として、急転直下の分裂劇となったのだと奥村記者は指摘する。