鍛冶屋町だけが奉納する縁起物「七福神と宝船」

長崎市の繁華街に近い場所に位置する「鍛冶屋町」。かつて鍛冶職人が多く住んでいたことが町名の由来です。

町内にある崇福寺には、江戸時代の町民で鍛冶職人だった阿山助右衛門が手がけた「梵鐘」が残されています。

鍛冶屋町が奉納するのは、七福神と幸せを運ぶ宝船です。七福神と宝船を奉納するのは数ある踊町の中で鍛冶屋町だけ。

踊り子が扮する「七福神」が宝船に乗り込み、賑やかに長崎港にやってくるという趣向です。宝船を背景に七福神があでやかに舞い踊ります。

七福神は、日本・インド・中国に由来する神様で、商売繁盛や家内安全のご利益があるとして、古くから親しまれてきました。

唯一の女性・弁財天を演じる白水結羽さん(19)は、県外の大学に通いながら稽古に参加しています。

「女性らしくやわらかい動きは意識していて、芯の強さとか少し気高い感じも出せるように練習しています」

また、恵比寿天を演じる山下珠璃さん(26)も「それぞれの個性だったり衣装も違うので、そこに注目して楽しみながら見ていただけたら」と話します。