ひき逃げ事件は減少も摘発は4割 ある要因も…

去年、県内で発生したひき逃げ事件は28件。前の年よりおよそ3割減っていますが、そのうち摘発されたのは11件で4割にとどまっています。

鹿児島県内で発生したひき逃げ事件の件数グラフ


県警によりますと近年、車の性能が向上したことで車の塗料や部品が落ちにくくなるなど、手がかりが少ない傾向にあるということです。


これまでに動員された捜査員はのべ1600人。聞き込みや防犯カメラの解析などを進めています。

(県警交通指導課 鮫島勝志理事官)「ドライバーは事故を起こしたら、その場から離れず警察などに届けて、けが人がいれば救助して欲しい。尊い命が亡くなっている。1日でも早く被疑者の検挙に努めていく」

鹿児島県警交通指導課 鮫島勝志理事官


突然奪われた命。遺族はやり場のない悔しさに胸を痛めています。

(高吉さんの次男)「『ありがとう』の一言しかない、いままでの。『親孝行したい時に親はなし』というが、まさに…。あまりにも急すぎた。悔しいですよね」

高吉さんの次男は悔しさをにじませる



2022年12月24日、南九州市頴娃町の県道で起きた死亡ひき逃げ事件に関する情報は、南九州警察署・電話0993−83−1110まで。