家族が集まるのが楽しみ 前日には正月準備で買い出しに

近くに暮らす高吉さんの次男です。家庭菜園が趣味だった高吉さん。

孫が4人、ひ孫は9人。正月に集まる家族に、手料理を振る舞うのを楽しみにしていました。

事故の1週間前に撮られた写真


(高吉さんの次男)「(事故前日の)23日に正月用の買い出しに行っていた。(父と)2人で。大根とかいろんな具材をいれて煮つけを作る。正月の黒豆を煮たり、おいしいものをつくっていた」



事故から9日後の1月2日、高吉さんは容体が急変し、息を引き取りました。

自宅には、長年連れ添った86歳の夫が1人残されました。

自宅には86歳の夫が1人残された



(高吉さんの次男)「いつもは自分(父)がごみ出しに行くから『ごみを持っていくなと何で言えなかったのか、言わなかったのか』という言葉を(父から)聞いた」


高吉さんは道路を横断中にひかれたとみられています。

現場は交通量などから横断歩道は必要ないと判断されている場所で、警察は「高吉さんに落ち度はない」としています。