長野県伊那市高遠町ゆかりの職人「高遠石工(いしく)」について学ぼうと、地元の小学生が町に点在する石仏を巡りました。



石仏をめぐったのは、伊那市の高遠小学校の6年生およそ30人です。
高遠町は、江戸時代には「石工(いしく)の里」として知られ、石仏のほか、庚申塔(こうしんとう)など実に2000基以上の石造物が点在。
地元出身の名工・守屋貞治(もりやさだじ)などは「高遠石工」とも呼ばれていました。
子どもたちが寺などを訪れ、江戸時代に作られたとされる地蔵菩薩などの石仏などを見て回りました。
(児童)「昔の人は機械とかないのにこんなものを作れてすごいなと思った」
「高遠の有名なものとして石仏が広まってほしい、ほかの観光客にも教えられたらいいなと思う」
児童を案内したのは、観光協会が主催する「高遠石工」について学ぶ講座の受講生です。
(案内した受講生)「(児童が)一生懸命勉強してくれていて逆に教わる部分もあったりして非常に楽しい講座になった、石工のことをいろいろ学んでいきたいと思う」
世代の垣根を超えてともに学び、地元の魅力を感じた子どもたち。
2月、活動の成果を保護者などに発表するということです。