自分の役まで考察「出演者ごと驚かす作品」
――堺雅人さんが一人三役を演じることにも驚いたそうですね。
びっくりしましたよ! 「リュウ・ミンシュエンは誰が演じるんですか?」「堺さんです」「堺さん!?」って(笑)。乃木とF(乃木の別人格)に続いて三役ですから、「ちょっと待って、分かんないぞ」って。撮影現場で聞いても教えてもらえず、福澤監督に聞こうとしても「とにかくやってくれ!」と言われて(笑)。本当に謎を持たされたまま撮影が進んでいくんです。
――そうした撮影現場も含めて、『VIVANT』の面白さをどこに感じていますか?
普通なら「あの役は今後こうなるんじゃないか」と他のキャストが演じる役を考察すると思いますが、『VIVANT』では自分の役まで「もしかしたら、まだ…」と考察してしまう。演じている本人にも分からない部分があるんです。そこはすごく特殊ですね。
見ている方はもちろん、演じている僕たちも展開に驚かされる作品なんです。制作陣が、出演者まで驚かせようとしているんじゃないかと思うくらい。僕も出演した人間ですけど、この先の展開は微塵も教えてもらっていません。ですから視聴者の皆さんと同じように、最終回まで楽しみに追いかけていきたいと思っています。
念願かなって飛び込んだ『VIVANT』の世界。演じる側さえ先を読めない仕掛けの中で、高橋自身もまた、視聴者とともに物語の行方を楽しみにしている一人だ。














