透析不可の事態に…DMATが果たした「地域医療を守る活動」

熊本地震の被災地には、全国の医療機関から多くのDMATが派遣されました。

その重要な役割が、被災した地域の医療体制を守る活動です。

こちらは地震発生から4日目、八代市の熊本総合病院です。当時380人の入院患者がいました。

この病院では、水道管の損傷などにより、大量の水を必要とする人工透析の治療が出来なくなるという事態が発生。

そこで、支援に入ったDMATは自衛隊と連携し、治療が可能な熊本市内の病院へ患者を移送しました。

九州大学病院 救命救急センター 松永俊太郎 助教
「患者さん一人動かすのもかなり人員いりますし、それこそ点滴がつながっていたり、酸素が必要な方もいっぱいいらっしゃるので、別の病院に患者さんを移す、移送することをまず最初にやっていました」

「けがしないことが地域医療を守る」“家具固定”の本当の重要性

さらに、被災した地域の医療を守るために平時の備えがいかに大切か、改めて実感したと松永医師は話します。

九州大学病院 救命救急センター 松永俊太郎 助教
「地震直後、地震が起きている最中に、まずけがをしないこと。家具がずれて倒れないようにする、テレビ棚とか、物が倒れてけがをされたっていう方がやっぱり病院を受診される方が多いような状況がありましたので、そういう数を減らせれば医療機関の負担も減りますし、何より傷病者の数が少なくなるっていうのは非常に大事かなという風に思います」