食事支援を阻む「3つのズレ」

熊本地震から見えてきた課題は、「食」の面でもありました。
民間団体「フードトラック駆けつけ隊」は、8月4日から31日まで25日間にわたって、八代市の避難所で延べ64台のキッチンカーで延べ7400食を提供しました。
この経験を今後の災害時に生かすため、課題となる3つの「ズレ」があったと公表しました。
まず1つ目は「動き出すまでの手続きにかかる時間」です。
「被災地からの食事支援要請」「受け入れ先担当者との連絡」そして「食材費や移動費の負担先の確定」この3つの手続きが揃うまでに時間がかかり、動き出すことができなかったということでした。
2つ目は「必要な食事の数」です。ある避難所で炊き出しを知らせたところ、避難所の外からも在宅避難者などが集まり、用意していた数では足りませんでした。
そして3つ目は「集まりやすいメニューと必要な食事とのギャップ」求められる食事内容とのズレです。
事業者に支援を呼びかけると、短い時間で提供できる軽食やデザートが集まりやすかったといいます。
一方、長引く避難生活で被災者が求めていたのは、温かい食事でした。
いざというときにこのズレを最小限にするためには、平時から自治体と民間団体が連携し、受け入れのルールをあらかじめ決めておくこともさらに重要になってきそうです。














