愛媛県上島町が発注した公共工事をめぐる入札妨害事件で、町職員ら2人の初公判が23日、行われ、いずれも起訴内容を認めました。

公契約関係競売入札妨害の罪に問われているのは、上島町の職員・亀井正輝被告と、岩城建設の元役員・松浦功被告の2人です。

起訴状などによりますと、亀井被告は、2021年5月に入札が行われた浮桟橋に関する工事で、価格に関する秘密情報を無料通話アプリを使い松浦功被告に漏らし、落札させたということです。

松山地裁で行われた23日の初公判で、2人は起訴内容を認めました。

裁判は即日結審し、検察側は2人に懲役1年を求刑しました。

判決は、2月8日に言い渡される予定です。

上島町の公共工事を巡っては、このほかに3人が入札妨害の罪に問われています。