戦争の中で育つ子どもたち 絵本に託す思い
長期化する戦闘は、子どもたちの日常にも影響を及ぼしている。2022年の全面侵攻が始まってから生まれた子どもの中には、戦争のない日常を知らずに育っている子もいる。 レシヴさんは、「アラートを聞いたら小さなリュックを持ってシェルターに急いで向かうことが日常になっている」と話す。そして悲しいニュースを目にする機会もあり、不安を抱えることも多い一方で、軍隊で戦う親戚や家族をヒーローだと思っているという。
そうした子どもたちに対して、「絵本作家としても、大人としても責任を感じている」と真剣な表情で話すロマニーシンさん。「様々な世代がコミュニケーションを取り、正直に向き合うことが大事だ」としたうえで、「子どもたちの命を守ることだけではなく、周りに何が起きているか説明することも大人の役割だ」と強調する。
大切な人や家を失うこと、避難すること、そして戦争について話すことが、子どもたちが現実を理解することにつながる。だからこそ、2人は絵本の力を信じている。 ロマニーシンさんは、「絵本はイラストも文字もあるので、子どもたちに話しかける最も良い手段だ」と力を込めて語る。














