24人の絵本作家が、一枚一枚の絵をつないで作った“世界にひとつ”の絵本。その背景には、ロシアによるウクライナ侵攻があった。
このプロジェクトに参加したのが、ウクライナ在住の絵本作家、ロマナ・ロマニーシンさんとアンドリー・レシヴさん。自宅から数キロの場所が攻撃を受けることもあり、「戦争が私たちの日常になった」と語る2人は、制作を続け、前線から避難してきた子どもたちと絵を描いている。
侵攻から4年半。出版業界への影響や、戦争が子どもたちに与えている影響について、2人に聞いた。
日本やイギリスなど24人の絵本作家が手がけた「ちきゅうパスポート」。描かれているのは、地球にある架空の国々。一枚一枚の絵が隣の絵とつながっている絵本だ。「国境を越えて、子どもたちに希望を届けたい」――。そんな思いから生まれた絵本をもとに、夏休み中の子どもたちが、都内で描いた絵をつなげて“世界に1つだけ”の絵本を作るイベントに参加した。
この「ちきゅうパスポート」が制作されるきっかけとなったのが、ロシアによるウクライナ侵攻。そのプロジェクトにウクライナから参加したのが、絵本などを夫婦で制作するロマナ・ロマニーシンさんとアンドリー・レシヴさんだ。彼らの絵本は日本を含む世界各国で翻訳され、出版されている。
2人が住むのは、ウクライナ西部の都市・リビウ。ポーランドとの国境に近く、前線からは離れているが、ロシアによる攻撃はこの地域にも及んでいる。 2人がインタビューに応じた数日前の7月30日にもウクライナ全土への攻撃があり、リビウではアパートなどが被害を受けた。現地当局によると、1人が亡くなったほか、子どもも含む38人が負傷した。2人はこの攻撃当時、シェルターに避難していたが、そこまで爆発音が響き、「建物に着弾したことがよくわかった」と当時を振り返る。被害があった現場は家から直線距離で数キロの場所だった。














