「戦争が日常になった」「侵攻前は人生の別の1ページ」

レシヴさんは「残念なことに戦争が私たちの日常となってしまった」と語る。たとえ前線から離れていても攻撃はいつでも起き、「今、ウクライナのどの地域もロシアによる長距離攻撃のターゲットになっていて、国内には安全な場所がない」からだ。

2022年以前と比べ、生活がどう変わったか尋ねると、ロマニーシンさんは「答えるのは難しい」と語る。

「2022年までの生活は、どんなものだったのか、忘れかけているからです。人生の全く別の1ページだったからです。今はずっと危険と隣り合わせで、その危険に対処しなければなりません」

ウクライナ侵攻が始まり、多くの友人や知人を失い、家族の多くが軍に入隊するなど、2人の生活も大きく変わった。そうした中で、2人自身にも変化があったという。

1つは危険から身を守ることと日常生活を続けることのバランスをとれるようになったこと。アンドリーさんは、「どんなにひどい攻撃を夜にされても、朝起きて仕事へ行く」と話す。そして、「これが日常で、これからも続くかもしれないと理解し、誰もあきらめることなく生活している」とし、「日常生活と戦争のバランスを取ることが必要だ」と強調する。

もう1つの変化は、人と直接会うことを以前より大切にするようになったことだ。ロマニーシンさんは「次、いつ会えるかがわからないので、SNSやメッセージだけではなく、できるだけ会ったり、ハグしたりしている」と話す。