レスリング男子グレコローマンスタイル日本代表が25日、9月に日本で開催されるアジア大会愛知・名古屋(9月19日~10月4日)と10月にカザフスタンで行われる世界選手権に向けた合宿を都内の味の素ナショナルトレーニングセンターでスタートし練習を公開。24年パリ五輪グレコローマン男子77kg級で日本勢初の金メダリストとなった日下尚(25、マルハン北日本カンパニー)らが参加した。

集合時は穏やかな雰囲気の選手たちだったが、アップを終えると真剣な眼差しで練習に入った。2人での組み合い練習のほか、実戦形式の練習・スパーリングなども行った。練習に参加した日下は1か月を切ったアジア大会に向けて「アジア大会はパリオリンピックが終わってからの1つのモチベーションで、絶対に優勝するためにレスリングやってたので、絶対に優勝したいと思います」と意気込んだ。

初めてアジア大会代表となった日下。相撲をやっていた経験を活かしたレスリングが特徴で“相撲レスラー”の異名を持つ。下積みが長く、勝てない時期も実直に目標に向かい続けた日下の好きな言葉は「『雪に耐えて梅花麗し』っていう西郷隆盛の言葉が座右の銘」と答えた。「“梅の花は厳しい雪の冬さに耐えてそれから咲くよ”っていう意味なんですけど。これ僕のレスリング人生じゃないですけど、昔ずっと勝てなかったので。自分はまだ梅の花と一緒で、雪の中に埋もれているんだから、いつかその雪から出て花咲かそうって思ってました。3歳からレスリング始めて、初めて高校生の時に優勝するまで長かったので。でもやっぱりそういう言葉と出会って、腐らずに頑張ろうと思いました」と“五輪金メダリストの強さ”が垣間見れた。