妊娠報告で他の実習生への不利益も暗示 中絶の提案も

イッサさん(仮名)
「妊娠したらすぐに強制帰国させられるという暗黙のルールがありました。それでも赤ちゃんや私の身体を危険にさらさないために、監理団体や実習先に伝えないという選択肢はなかったです」

イッサさんは産休を取って帰国し、出産後に日本へ戻ることを希望しましたが…

イッサさん(仮名)
「技能実習生でも産休はありますか?産休できます?」

監理団体の理事
「うん、あります。ただ、フィリピン人の評価はあなたのせいですごく落ちます。『もうフィリピンの人はいらない』と言われるかもしれないし、どうなるかは分からないことです」

監理団体の理事は、出産によってイッサさんだけではなく、他の技能実習生にも不利益が及ぶ可能性を示唆します。

さらに…                                          

監理団体の理事
「一つだけ聞きたいことがある。それは何かというと、アボーション(中絶)っていうのこれ」

イッサさん(仮名)
「それはできません」

イッサさんが求められたのは「中絶」。

宗教上の理由から中絶する選択肢はなく、やむなく帰国を決意しました。

その後、男の子を出産したイッサさんですが、日本に戻ることはありませんでした。