青森県は、十和田湖に10年以上放置されていた遊覧船4隻の強制撤去に着手しました。撤去には7億円余の費用がかかる見込みです。
県上北県土整備事務所 澤里秀典 所長
「行政代執行により青森県が撤去することとし、本日令和8年8月26日午後1時30分をもって撤去作業に着手いたします」
県は26日、十和田湖畔にある宇樽部地区の桟橋に放置された遊覧船4隻について、行政代執行による強制撤去に着手しました。
今野七海 記者
「放置されていた遊覧船はおよそ11年の時を経て、きょう解体作業が始まりました」
この4隻を所有する十和田湖遊覧船企業組合は、船を不法係留したまま2016年に解散し、県は清算人を通じて組合に26回の指導と勧告・戒告を行ってきましたが、回答はありませんでした。
撤去にかかる費用は7億円余と見込まれていて、県は国の補助金を活用して立て替え、その後、組合に請求することになっています。
県上北県土整備事務所 澤里秀典 所長
「所有者により自主的に撤去されなかったことは非常に残念ではありますが、今後は地元漁協や地域住民のみなさまにご迷惑・ご負担をかけないように環境安全に十分に配慮しながら1日も早い撤去を目指していきたい」
港が狭く、大型の機械を使うことが難しいため、船の周りに仕切りの板を打ちこみ、湖の一部を水のない状態にしてから解体にあたる大がかりな作業となります。
県は今年度末までに2隻、来年度末までに残る2隻の解体を目指します。
十和田湖は県内有数の観光スポットであるため、十和田市もできる限り協力する考えを示しました。
十和田市 櫻田百合子 市長
「放置遊覧船は平成30年から県に重点要望事項として要望してまいりました。撤去に向けて市としても、できることは協力していきたい」
解体された船は市内で一時的に保管され、県はその後の対応についても協議するとしています。
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