「尊敬され頼りにされる」日本に求められる役割は?

松原:アメリカの今回の制裁に同調するかのようにですね、脱退している国があると聞きます。その辺はどういうふうにご覧になってますか。

赤根:はい。チャドとベネズエラが脱退の手続きを取りました。これについては一年後に発効するので、まだ締約国ではあるんですけれども、こういう流れが他のところでも起きないようにしていかなくちゃいけないと思うんですけれども、これも締約国の役割なんですね。その流れを止めるということは。それから、ICCに不協力になるかどうかということも、締約国がそれらを止めていく義務があると私は思っています。

ですから、それに対して大きな力を持っているのが日本で、日本がなぜそれに大きな力を持っているかというと、戦後ですね、長く近隣諸国と協力して、法の支配っていうのを掲げながら、平和の推進とかにも、またいろんな形でODAなどの形で様々な国を支援してきた国ですから、尊敬もされ、頼りにもされているわけです。それを『これからも続けるぞ』という態度を続けてほしいと。やってほしい、してほしいと。

【独占インタビュー 第1回】「次は私かなと」トランプ政権の制裁対象に… ICC赤根智子所長が語った本音 すでにクレカは使えず 「仕事には全く支障ない」

【独占インタビュー 第3回】“ICC最大の危機”ーー「力の支配」横行に赤根智子所長が警鐘「最終的に日本にも波及」国民に伝えたいこととは