日本政府は「理念を崩してはいけない」

松原:先ほど赤根さんをICCの所長に指名をという政府が後押ししたという話をしましたが、なぜそうしたかというと、日本はやっぱり『力の支配』ではなくて『法の支配』ということを外交の柱で掲げてきたと思うんですね。正直それなのに今、今回の対応はと思ってしまう。そこの部分は正直どうですか?

赤根:ですから、これからの外交手腕とか、外交努力とか、政治的な圧力に屈しないとか、それは日本政府にかかっていることだと思ってますし、それはしてくれるものと信じています。

松原:そこはアメリカが同盟国であるから本当は言えるのに、今、同盟国だから言えない状況という感じが正直している。この辺どうですか?

赤根:これはいろんな政治的な状況とかもあると思いますし、私は政府の立場がわからないではないですけれども、それとこの『法の支配を堅持し、これからも発展させようとする日本の意思』というのは、ほとんどプリンシプル(理念)ですよね。理念を崩してはいけないと思っています。