働く母の背中から感じていた「働くことの意義」
「お母さんたちが安心して働ける場所をつくりたい」という谷口さんの原点は、女手ひとつで育ててくれた母・佐和子さんの存在です。
佐和子さんの寝室には、今も捨てられずにいるという1枚の絵が飾ってあります。
谷口さん「これは真ん中がおばあちゃんの絵を描いてしまって、右側にいるのがママ。家から出ていく姿を、母の日にまちがえて描いてしまった。お母さんがすごくショックを受けて、戒めとして飾っている」
母・佐和子さん「朝早く出て夜遅く帰ってきて、子供たちにしてあげられたことなくて、一番大事なものを置き去りにしてきたかなと思いながら生活してました」「(でも)仕事に行っているから生き生きと過ごせた。なかったら経済的に困るし、アイデンティティも難しくなったかなと思うけど、仕事がくれたものは大きいなと思う」

当時の谷口さんは、寂しい思いはありながらも、仕事に向き合うお母さんの姿から「働くことの意義」を感じ取っていたといいます。
谷口さん「仕事があったから元気でいられた、アイデンティティがあったっていうのは、母から教えてもらったし感じていた。自分も、働いているお母さんたちにとって、アイデンティティ、子育て以外の仕事があるから元気でいられるって感じてほしい」
子どもに寂しい思いをさせないように働きたい。
そんなお母さんたちの思いが、「枯れない花」を咲かせています。














