途方もない距離と暑さ――

極限状態の中で彼らは気づき始めたようです。

一つのおにぎりでエネルギーがみなぎること。
苦手だった野菜がこんなにも美味しく瑞々しかったこと。

「すっぱくて美味しいです」
「冷たくて美味しい」

日々の「当たり前」がいかにありがたいものか、身をもって学んでいったのです。

お風呂もそうです。1週間に2回だけの、頑張ったご褒美です。

「きもちいい!」「最高!」「歩いたあとの風呂は"神"」