黒いトノサマバッタ=群生相ではない?

おそらくトノサマバッタ属(トノサマバッタまたはクルマバッタ)の幼虫【もっと黒いバッタの画像を見る】【前回の黒いバッタの記事】

(東洋産業 大野竜徳さん)
「そして、黒っぽいバッタを見つけた! これは群生相だ!
…と言いたくなるところですが、ここには注意が必要です。

実は、黒っぽいトノサマバッタだからといって、必ずしも群生相とは限りません。
トノサマバッタはもともと体色の変異が大きく、単独で生活する孤独相でも、緑色、褐色、黒っぽいものなど、さまざまな体色が見られます。

特に幼虫では、周囲の環境などの影響も受けて、かなり多様な体色になります。
つまり、黒い、という一点だけでは、相変異によるものなのか、もともとの色彩変異なのかは判断できません。

そして、真っ黒い黒化型はどちらの相にも出現するようです。
黒いからといって、必ずしも『群れの一員』というわけではないのです」