「人のために」つくる それが“ムショラン”
炊場では、夕食の支度の前に何かを作っています。
(黒栁管理栄養士)「(油の)温度が低い感じがする」
(受刑者)「約5分揚げています」
手作りのドーナツ、通称「ムショド」。調理担当の受刑者だけに支給される特別メニューで、小麦粉から手で練り上げる本格派。これも受刑者から人気です。

(受刑者)
「食べる人の立場に立って作る。おいしいかどうかというより“気持ちを込めて作る” その思いを理解したら、もう戻ってこずに更生するのが一番だと思う」
(黒栁管理栄養士)
「ここで(料理を)覚えたからって、出所してから家で作れるとは限らないですけど、ご飯を作れば片付けもしなければならないし、身の回りの事やごみ出しのルールとか考えたりしなければならない。社会で生活していく上で、基礎になると思います」
調理担当の受刑者には「人のために心を込める経験を」。そして、食べる受刑者には「ホッとできるひと時を」。おいしい食事は更生に役立つはず。
その思いで今日も、三ツ星目指して「ムショラン」が作られています。















