高利貸しの借金と家族の生活 帰れの一言が与える絶望

彼女たち4人とも「ミャンマーに帰す」という言葉が一番つらかったと口々に訴える。

見下されているという悔しさとともに、彼女たちが背負っているものの重さを通訳のユーさんは代弁した。

スマートフォン越しに通訳するユーさんの話を聞く熊谷七海記者
スマートフォン越しに通訳するユーさんの話を聞く熊谷七海記者(左)(8月5日)

「彼女たちはミャンマーにいる家族を背負って日本に来ている。一緒に背負っているのは借金です。日本に来るために、たくさんの借金を抱えているのですが、親戚から借りられればいいのですが、無理な場合、ミャンマーでは銀行から借りられず闇金しかありません。その利子はとても高いです。ミャンマーにいる家族は、自分たちが仕送りしないとご飯を食べられず生活に困ります。ミャンマーに帰れない事情があるのに『今すぐ荷物を用意して帰れ』と追い出そうとする、在留カードやパスポートを取り上げるといってプレッシャーをかける。住んでいる場所から追い出そうとする、不安にさせる。自分たちはいつ追い出されるかわからない。ここを追い出されたら家族に仕送りできない、生活できない。『ミャンマーに帰れ』というのは、そういったたくさんのプレッシャーを一瞬で与えられるような言い方です」(通訳のユーさん)