「金属製の棒でたたかれた」現場を仕切る町議・父親からの不当な行為

ミャンマー人女性Aさん(30)によると、最初の不当な行為はM社で働き始めた数日後に起きたという。

畑で働く特定技能の外国人労働者
畑で働く特定技能の外国人労働者(ミャンマー人女性提供)

「山で支柱にロープを結ぶ作業をしていたとき、父親から『ひもを離せ』と言われたのですが、言葉を理解できなかったという理由で、後ろから金属製の棒で2回たたかれました」

Aさんが私達に見せたのは、父親がたたいた棒と同じような形状のものだ。

「人生で一度も手を上げられたことがないし、突然たたかれたので、私は泣きました」

翌日以降も父親は「この苗はどうやって結んだんだ」などと怒鳴り、何度もAさんを厳しく責め立てた。時には別のミャンマー人が行った作業をAさんがやったと勘違いしたこともあったという。そして、威圧的な行動や体に触れるなどの不適切行為を繰り返した。

「不適切な行為を受け、やっていないことを一方的に責められたことが悔しくて一日中泣いていました」

Aさんは、時折涙を浮かべながらも話し続けた。

被害の状況を記者に説明するAさん
被害の状況を記者に説明するAさん(8月5日)