農業に欠かせないため池ですが、地震や大雨の際、決壊して、周辺に浸水被害が出るおそれがあります。
先月の熊本地震でも「ため池」に損傷などの異常が確認されています。

宮崎県内では、老朽化の進んでいるため池も多く、改修工事が進められていますが、多額の費用や時間がかかります。対策はどの程度進んでいるのでしょうか。

県内最大級のため池 改修は総事業費約12億円 工期10年の大工事

先月28日、最大震度7を観測した熊本地震。熊本県内にあるため池も、56か所で、堤防が沈下するなど、異常が確認されました。

全国では、これまでも、ため池の決壊による被害が出ています。

2018年の西日本豪雨では、広島県で、ため池が決壊し、巻き込まれた3歳の女の子が犠牲となりました。

(田中久泰記者)
「県内最大の貯水量がある国富町の籾木池です、現在、こちらではため池の補強工事が行われています」

大正時代に作られた国富町の籾木池は、堤防の高さ24メートル、長さ130メートルあり、貯水量が、110万トン。

県内最大級の貯水量があるため池ですが、耐震性が十分ではなく、決壊すれば甚大な災害を引き起こす可能性が高いとされています。

このため、県では、6年前に、大規模な改修工事に着手。総事業費およそ12億円、工期は10年の大工事です。