変わる戦争の姿 “遠隔操作で奪い合う命”

部隊の大隊長は、「ロボットの進化こそが人の命を守る」と強調します。
無人システム部隊 大隊長
「失った命は取り戻すことができません。鉄は買ったり作ったりできますが、人間はそうはいかない」
「私たちの任務はここで生き残り、敵と戦うことなのです」
一方で、遠隔操作の「無人機」は多くの命も奪ってきました。

侵攻開始以来、両軍の死者は合わせて57万人以上(7月1日時点)。現在では、死傷者の7割がドローン攻撃によるものだとされています。
2025年、ドローン攻撃を受けた元兵士のバシリさん。右足と右手の指を失いました。

元兵士 バシリさん
「激しい砲撃の中で敵のドローンの接近音に気付くこともできず、反応する時間もありませんでした」

見せてくれたのは、身体から取り出したドローンの破片。
細かい破片をすべて取り除くのは難しく、いまも顔や目の中に残っているそうです。

元兵士 バシリさん
「これも破片で、そのほとんどは一生残ると思います」
「針で刺すような痛みに似ています」
「技術が進化しているので、逃げるのは非常に難しいです」
戦場に身を置かず、離れた場所から命を奪い合う。
5度目の夏を迎えたウクライナとロシアの戦いで、戦争の姿が変わろうとしています。

















