《この記事の要点》
▶銃を奪われても7年間、ほぼ毎日のパトロールと箱わな設置で地域を守り続けた熟練ハンター
▶現役ハンター弁護士との「師弟の絆」で挑んだ最高裁での法廷闘争
▶最高裁が警察の処分を「酷」と切り捨て、ハンター側の【完全勝訴】が確定
「鉄砲なしでやってる。でもこういう状況だから危ないよね」
黒い影が動く森の奥を指差し、池上治男さん(77)はつぶやいた。クマ駆除での発砲を巡り、警察から猟銃所持許可を取り消されてから7年。ハンターの「魂」である銃を奪われながらも、彼は地域の安全を守るため毎日のパトロールを欠かしませんでした。
新制度「緊急銃猟」の迷走、師弟で挑んだ最高裁での法廷闘争、そして言い渡された歴史的逆転勝訴——。司法がハンターの公益性を認めた裏で待っていた、残酷な結末とは。《HBC取材班・3回連載の2回目》














