■第108回全国高校野球選手権 第12日・第2試合 3回戦 有明 4ー1 東日大昌平(16日、阪神甲子園)

甲子園初出場の有明(熊本)が東日本昌平(福島)に3試合連続となる逆転勝利を収め、ベスト8進出を決めた。試合は1回裏に先制点を許すも、8回表に2死満塁の好機から代打・廣沢遼太朗(3年)の逆転タイムリー、さらに続く6番・栄井彰(3年)にも2点適時打が飛び出し、4ー1と点差を広げた。投げては先発のエース・斉藤遼汰郎(3年)が1失点完投。初回以降、追加点を与えない力投でリードを守った。

有明は1回戦で立命館宇治(京都)に劇的逆転勝利を飾り、甲子園初白星。続く2回戦では長崎日大(長崎)に競り勝ち3回戦へ駒を進めた。

打線は1回表、1死から2番・西山享太郎(3年)が中安打を放ち出塁すると、3番・実田聡志(3年)が送りバントで得点圏に走者を進めた。4番・十文字彩輝(3年)が死球を受け2死一、二塁と先制の好機を迎えたが、後続が倒れ無得点。

その裏、有明の先発・斉藤の立ち上がりは、先頭の渡辺頼都(3年)に左二塁打を浴びると、送りバントを決められ、いきなり得点圏に走者を背負った。続く3番・峯大珠(3年)にライトへの適時打を放たれ、先制点を献上した。

1点のリードを許した有明だが、以降は先発の斉藤を中心に野手陣の好守も光り、追加点を与えなかった。すると終盤の8回、1死から1番・永田晴輝(3年)が意表を突くセーフティバントを決め出塁。続く2番・西山は四球を選択し、1死一、二塁と好機を広げた。

東日大昌平は2人目・白田夢真(3年)が登板も、初球からダブルスチールを決め、1死二、三塁。3番・実田は遊直に倒れるも、4番・十文字が死球を受け満塁に。迎えた代打・廣沢はカウント2ボール1ストライクから直球を捉えると、レフトへの2点適時打を放った。有明が逆転に成功すると、続く6番・栄井にもライトへの適時打が飛び出し4ー1とリードを広げた。

3点差で9回のマウンドにも上がった斉藤は東日大昌平打線に反撃の隙を与えず、最終回を無失点で締めた。勝利した有明は初出場にして準々決勝進出を決めた。