「総員退去、自分はマストに…」艦長の最期

福本壮一さん
「中原艦長の最期は、魚雷を2発受けて『総員退去』を決断されて『自分はマストにくくってくれ』って…。当時の主計長の方から、ずっと交流がありましたので、そう直に聞いています」

※「総員退去」…軍艦などが沈没の危機に直面した際、乗組員全員に持ち場を離れて船から脱出するよう命じる命令

「自分は、艦と共に沈む」

そう決断した中原艦長は、347人の船員と、そして「長良」ともに、海へと沈んでいきました。そして今も、美しい自然が広がる天草の海の底に、眠ったままです。

そんな「長良」の沈没から82年が経過した7月、初めてとなる、有人での潜水調査が行われました。