9月に愛知・名古屋で開幕するアジア大会に向け、TBSスペシャルアンバサダーの二宮和也(43)が注目選手を取材する企画がスタート。記念すべき第1回目のロケで訪れたのは、陸上・男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(24)のもとだ。パリ五輪5位入賞を果たし、アジア大会では金メダル獲得が期待される日本陸上界のエースである。

「おかしいくらい高いよな」

現場に到着した二宮の前に、軽々とハードルを跳び越えて村竹が現れた。

二宮:いました!すごい!はじめまして、二宮です。

村竹:村竹です。

二宮:今のは全力に近い?

村竹:いや、全然。半分以下です。

二宮:半分以下?えー!?一般人から見るとハードルが高すぎるんですよ。

110mハードルのハードルの高さは106.7cmあり、大人の腰の高さほどになる。レースではこの高いハードルを10台も跳び越えなければならない。

二宮:跳んでてどうですか?

村竹:さすがにもう慣れましたけど、ふとした瞬間におかしいくらい高いよなとは思います。

二宮:これは当たっても大丈夫なんですか?

村竹:全然大丈夫です。わざと倒さなければ。

二宮:当たったことに対しての失速もない?

村竹:前に出す足で思い切り蹴っ飛ばしたら減速すると思いますが、問題ない当て方もあります。当たったこともわからない、とか全然あるので。

実に、村竹が日本記録をマークした2025年8月のレースでは、10台すべてのハードルに接触していたのだ。さらに話はハードル間の距離におよぶ。

二宮:ひとつひとつの幅はどのくらい?

村竹:約9mですね。

ハードル間の距離は9.14mあるが、トップアスリートはここをわずか4歩で駆け抜ける。実際に二宮が9mの距離を歩いて4歩の感覚を体験してみたが、一歩の幅の大きさに圧倒されるばかりだった。

村竹がお手本として実演してみせると…

村竹:(越えて)1、2、3、4!

二宮:ほんとだ!最後、怖かった、急に走り出したから!こんな跳んでんの!?

村竹:フラットに走るのに近づけながら跳ぶ方が速く跳べるので。

二宮:目線はぶれたくない?

村竹:そうですね、極力上下動を抑えて。

二宮:すごいね!

村竹:なかなか褒められることないので(笑)。