ロシア軍が占領した地域をウクライナが奪還するための戦いは今年中には終わらないとの見通しを、アメリカ軍の制服組トップが示しました。

アメリカ軍 ミリー統合参謀本部議長
「軍事的な観点から言えば、(ウクライナから)今年ロシア軍を追い出すことは非常に困難であると考えています」

アメリカ軍のミリー統合参謀本部議長は20日、このように述べて、ロシア軍が占領した地域をウクライナ軍が奪還するための戦いは長引くとの見方を示しました。

また、ミリー議長は戦闘によるロシア側の死傷者について、正規軍と民間軍事会社ワグネルグループが派遣した傭兵などをあわせ10万人をはるかに上回るとの見方を示しています。