苦しみを"表現"に変えて

河除さんは12年前から自身の人生を語る講演会や自らを題材にした作品を演じたりと「見た目問題」について考える機会をつくってきました。
河除さん(2024年の舞台より)
「差別、いじめ、ジロジロ見られたりさぁ。でもね、その度に『負けてたまるか!いつか見てろ!』って」
河除さん
「今までいろんなイベントをしてきたんですけど、ちょっと原点に立ち返って、『見た目問題』というものを身近に感じてほしい。特別な人じゃない。見た目問題当事者ではあるけど、写真見たらすごいかっこいい写真とかあって、素敵な人たちばっかりなんだよということを知ってほしいなと思って」

作品の中には、「見た目の症状」をアートにしたものも。生まれつきのアザをジャムに見立てています。
河除さん
「遊び心があるというか。すごく面白いな、かっこいいなと」
橋本アナウンサー
「それは(当事者としては)嫌じゃないんですか?」
河除さん
「嫌じゃないです。私の場合どんなふうになるか分からないけれど、見た目問題当事者ではあるけど、”楽しみながら顔を見せる”っていうのはすごく親しみも持てる。私もいつか機会があったらこんなんしてもらいたい」
普段、家族以外の前ではマスクを外せないという河除さん。

この写真展では、素顔のままで、と決めました。
河除さん
「ここでマスクしたらだめだろう、みたいな。だめだろうということないけど…”この空間では当たり前におれるよ”みたいな感じで。もちろん子どもたちも来るだろうから子どもたちにも見てほしい。写真もやし、実際に生身としても見てほしいなと思って、素顔でいます」

見に来た大学生
「ルッキズムとか加速してるし、残酷だなって思うんですけど、結局同じような顔に収束してっちゃうのがもったいないなって思っていて、こういうふうに新しい魅力として発見できるようなことがあればすごくいいな」
河除さん(見に来た大学生との会話より)
「素晴らしい、言語化できるのがすごいと思って。ふふふ」
河除さん
「『いろんな人がいるんだな』ということを知ってくれるだけでいいなと思います。街中でじっと見られたりするのは、私はちょっと心が痛くなる。でも写真は本当に見てもらうために撮った写真なので。『見てください!』みたいな」
写真展は富山県南砺市の福光美術館で23日まで行われています。














