32年ぶりの日本開催となるアジア大会
入江:アジア大会の印象はどうですか?
鈴木:記録だけで見ると本当に世界大会と変わらないので、気分的にはオリンピック感のあるような、選手村が設けられてたり、そういった雰囲気が味わえるのはアジア大会ならではと思うので、非常にいい経験にはなるんじゃないかと思います。
入江:中国は50m平泳ぎでアジアレコードを出していて、すごい記録でしたけども。そういったライバル選手もいますけど。
*2024年、カタール・ドーハで行われた世界選手権の女子50m平泳ぎ決勝で中国の唐銭婷(トウ・センテイ)が29秒51のアジア新記録を樹立。
鈴木:いや~勘弁してくれ~(笑)って思いながらも、まだ29秒台に入れていないので。私もその世界観を体験したいという目標があることはすごくありがたいことです。勝ち負けは今の段階では難しいと思うんですけれども、どれだけ近づけるかはチャレンジしていきたいですし、その50mのスピード感があれば100mもいい勝負ができるんじゃないかって思うので、頑張りたいと思います。
6月上旬に行われた日本選手権。鈴木は100m平泳ぎで2位に2秒以上の差をつけて大会3連覇を達成。200m平泳ぎも制し、50m平泳ぎも優勝して大会9連覇。50m、100m、200mの3種目で3冠を達成、圧倒的な強さを見せつけた。
入江:(アジア大会では50m、100m、200mでのエントリー。)目標、意気込みを聞かせてください。
鈴木:50m、100mでは自己記録以上、日本記録(50m:30秒10、100m:1分05秒19)ですね。日本記録をしっかりと狙って。金メダルは難しいかもしれないですけれども、金メダルを取るようなつもりでアジア大会はしっかりと頑張っていきたいと思います。
入江:日本開催のアジア大会、楽しみですか?
鈴木:楽しみですね。競泳は名古屋じゃないっていうのは、ちょっと寂しさはあるんですけれども。(会場の)東京アクアティクスセンターは広いですし、観客もたくさん入るということで、普段以上にたくさんの方に来てほしいという思いの中で、国内の大会は経験ありますけど、世界大会は多分初めてじゃないかなと思うので。
■鈴木聡美(すずき・さとみ)
1991年1月29日、福岡県出身。2012年ロンドン五輪に初出場し、200m平泳ぎで銀メダル、100m平泳ぎと4×100mメドレーリレーで銅メダルを獲得。16年リオ五輪にも出場したが、21年東京大会は代表落選した。23年の世界選手権女子100m平泳ぎでは、14年ぶりに自己ベストを更新し、24年パリ五輪は史上最年長の33歳で代表入りを果たした。9月に開催されるアジア大会には代表最年長の35歳で出場する。
■入江陵介(いりえ・りょうすけ)
1990年1月24日、大阪府出身。2008年北京五輪から4大会連続出場し、12年ロンドン大会では200m背泳ぎと4×100mリレーで銀メダル、100m背泳ぎで銅メダルを獲得した。男子背泳ぎの第一人者として日本競泳界をリードし、24年4月、34歳で現役を引退した。9月に開催されるアジア大会ではTBSアスリートアンバサダーを務める。

















