異例のルートで日本列島を横断した台風15号は12日午前、日本海で熱帯低気圧に変わりました。局地的に雨は降ったものの、水不足の解消にまでは至っていません。

こちらは、安来市や松江市に水道や農業用水を供給している布部ダム。

記者 昌子秀
「現在、午前10時。雨はほとんど降っておらず、ダムを見ますと水量がかなり減っているのが分かります」

島根県が管理する布部・山佐ダムは今週月曜日の時点で、2つのダムの合計貯水率が47.8%となり、12日午前10時から、取水量を農業用水で26パーセント、水道・工業用水で10パーセント減らす「2次渇水調整」へ移行しました。

そんな中での台風の接近。恵みの雨を期待しましたが、ダム流域の12日朝の降水量は10ミリほどで、午前8時時点の貯水率は43%と引き続き、厳しい状況が続いています。

島根県と安来市は午後、飯梨川水利管理委員会を開催。その中で、このまま雨が降らなければ、今月20日頃には貯水率が30%にそして、来月中旬には貯水率が0%になるシミュレーションも提示されました。

島根県土木部 市川淳 技監
「今後も降雨の状況にもよるが、無降雨が続いた場合でもスムーズに、取水の制限等をさせていただくご協力をいただく」

一方で、これまで20パーセントの取水制限を行ってきた鳥取県西部の日野川流域は、12日朝の雨により日野川の流量が回復したとして、12日から取水制限を一時解除すると発表しました。しかし、こちらも、取水制限を再開する可能性が高いとし島根県、鳥取県ともに引き続き、節水への協力を呼びかけています。