熊本地震では歴史ある文化財も被害を受けました。中には10年前の地震でも被災し、修復を終えたばかりの仏像もありました。
地震の激しい揺れがもたらした被害は、700年以上の歴史がある寺の中でも。熊本市南区の大慈禅寺にある高さ3.5メートルの釈迦如来像。県指定の重要文化財ですが、左手首は曲がり、肩が外れてしまっています。両脇の像も倒れ、深刻な被害に。
大慈禅寺 責任役員 磯田浩隆さん
「もちろんショックでした。見るのが怖かったのもありますね」
実はこの木製の仏像、10年前の地震でも被害を受け、今年3月に修復が完了したばかりでした。
文化財の修復は専門の職人に依頼し、県や市も確認したうえで「元通り」にしなければならず、簡単なことではありません。
大慈禅寺 責任役員 磯田浩隆さん
「『ひとかけらも逃さず修復する』と言われているので…」
また、修復にかかる費用も一定割合を県などから補助されますが、残りは持ち主の負担になります。
大慈禅寺 責任役員 磯田浩隆さん
「町の人たちの大事な信仰の対象でもあるので、復興した当時に戻したいと思っている。諦めていません」
熊本県で被害が確認された文化財は200以上にのぼり、地域の宝をどう守っていくか、課題が浮き彫りになっています。
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