「ヒグマ警戒レベル」の導入と登山道閉鎖を巡る迷い

羅臼岳の山開き。約1年ぶりに、登山道が再開されました。

ところが4日後、再び閉鎖へ…。
登山者に、クマが付きまとう事案が発生したのです。

山小屋を管理する男性は、あの事故を境に、状況が一変したと話します。

木下小屋管理人・四井弘さん
「めちゃくちゃ減っています。あれだけの事故だから怖がっているんじゃないの」

知床財団や環境省らで作る「知床ヒグマ対策連絡会議」は、事故を受け、登山道の危険性をヒグマ警戒レベルでランク分け。

問題行動を起こすクマが確認された場合、速やかに登山道を閉鎖すると決めました。

ただ、現場には迷いもあります。

知床財団・保護管理事業係金川昇大係長
「登山というアクティビティは基本的に登山者がリスクに備えて判断して行うもの。それはどこの山も一緒だと思うので、閉鎖するというのは登山を否定するような措置だと思う」

安全を守るための閉鎖。ただそれは、知床らしい自然との向き合い方なのか。

答えは、簡単には見つかりません。