「ありえない」自民地方議員の嘆き

18日の夢洲視察で、茂木幹事長が維新幹部らと会食をして東京に戻ったことについても嘆きの声が上がっている。

(自民党地方議員A)
「夜は維新と幹事長がご飯食べて帰っている、なんでそんなことするかわからないです。そこは大阪府連を立ててもらわないと。ほかの地域だったらこんなことありえないですよ」

一方、与党の自民党と野党第一党の立憲民主党、そのどちらとも国会で協力する異例の対応について、維新・馬場代表は次のように話しました。

(維新・馬場伸幸代表)
「政治を前に動かしてほしいと。思っておられる国民の方がほとんどだと思います。ですからそういう意味で是々非々。いいことはいい駄目なことは駄目。それは今後、自民党さんに対しても、立憲民主党さんに対しても、我が党の態度は変わらない」

あたかも二股のような状態の維新だが、地方議員からは不満の声はあまり聞かれない。去年9月、臨時国会で立憲との共闘が報じられると、維新府議団は一時、「有権者が選挙協力すると勘違いして不満の声が上がっている」などと共闘に反対する声を上げたが、今回はー。

(維新府議)
「大阪の有権者は国のことは国。大阪のことは大阪と有権者は切り分けて考えてくれていると思います、たまにはこことくっつくなというお叱りの声もありますけど、政策で是々非々でやっているんですと説明すると概ね理解してくれます」

国会でいびつな三角関係となる自民・立憲・維新の3党。国会内での協調は、来たる統一地方選挙にどう影響するのだろうか?

MBS東京報道・尾藤貴裕