維新に急接近。立憲けん制する自民だが...

一方、この2日前、自民党の茂木幹事長も夢洲を視察していた。その傍らには、松井市長と吉村知事。国会ではこの前日、自民党の茂木幹事長ら幹部と維新の馬場伸幸代表らが会談し、
憲法改正やエネルギー政策などのテーマを通常国会でともに進めることで一致していた。視察後、茂木幹事長は維新と立憲の関係について、チクリ。
(自民・茂木敏充幹事長)
「自民も維新とは完全には一致していないが、国の根幹となる政策、憲法や安全保障、エネルギーでは一致していると思っている。どちらかというと、立憲と維新の方が、国家観が問われる問題については若干隔たりがあるのかなと」
通常国会の主導権を握るために、維新との連携を進めたい自民党だが、幹事長の夢洲視察に、大阪の自民党地方議員からは厳しい声が上がった。
(自民地方議員A)
「政府として来るならわかりますが、自民党は維新と一線引いてもらわないといけないですよ。それなのに党幹事長の方から寄っていくなんて絶対あかんですよ、許されへん」
先の衆院選で、自民党は大阪の小選挙区で擁立した15候補全員が落選し、比例代表で復活できたのもわずか2人だった。統一地方選でも厳しい戦いが予想される。
(自民党地方議員B)
「このタイミングでの維新との協調路線や増税発表。岸田総理や茂木幹事長は統一地方選挙のことが頭にないのかな?と思います。大阪の厳しい逆風を、全く党本部は理解していないですよね。今回の統一地方選挙は党として戦う選挙ではなく、個人として戦う選挙。個人の実績を訴えて戦うしかないと思っています、厳しいですよ」














