◆後継指名した北橋市長は苦言
津森氏は、RKBと毎日新聞が開催した討論会や別の学生団体の討論会にも参加しませんでした。こうした姿勢に、津森氏を後継指名している北橋市長は19日、苦言を呈しました。

北橋健治市長「いろいろな方々と政策を論じ合うということは、ぜひやってもらいたいなと、このように要望します」
自民・立憲民主・公明・国民民主の推薦を受けた津森氏の活動は、支援団体を回ることを中心に展開しています。
大家敏志選対本部長「市議会の先生方が懸命に口説き落としたのが津森洋介さん」
選対本部長を務める大家氏はこう強調しますが、自民党の関係者は福岡11区選出の武田良太衆議院議員が津森氏の擁立に関わっていると指摘します。
その武田氏と親しい菅元総理が今月14日に津森氏の応援に駆けつける予定でしたが、武田氏と対立する自民党福岡県連の関係者らの反発で中止に・・・国政では対立する与野党の推薦を受けた組織戦を繰り広げる中、スローガンに掲げている「オール北九州力」を発揮できるのかが注目されています。
◆津森氏の公約発表は19日

その津森氏は19日に公約を発表。中小企業の雇用確保と賃金アップに向けた環境作りや陸・海・空の必要なインフラの整備促進などを、スピード感を持って実行すると訴えました。
津森洋介氏「地域経済の発展、活性化、雇用を守り、再び北九州を日本の成長のエンジンにもっていきたいというふうに考えております」
◆武内氏“津森氏とは対照的だな”

一方、津森氏が演説する場に1人で現れ、様子を見守ったのが元厚生労働省官僚の武内和久氏です。
武内和久氏「あちらは政党がいっぱいついていて、巨大な政党の力団体の力をお持ちだなと、私たちは挑戦者達の集まりです。市民としてこの街を前に進めていきたいという思いの結集体なので、全然対照的だなと思いました」
自民党の推薦を受け組織頼みの戦いだった2019年の県知事選挙とは一転、政党の推薦は受けず街頭演説を700回行い市民との対話に力を入れています。新たに「保育料の第2子以降の完全無償化」を掲げ、若い人が生まれ育ち、学び働き住み続けられる北九州市をつくると訴えています。














