戦争や原爆を知らない若い世代への記憶の継承が課題となる中、長崎市では9日、若者たちが平和への願いを受け継ぐ集会や式典が開かれました。

全国から中高生約100人 平和への思いを共有

9日朝、長崎市の爆心地公園には北海道や岩手県など全国からおよそ100人の中学生や高校生が集まり、平和への思いを共有する集会が開かれました。

島根県の高校生平和大使、亀尾美月さん(高校2年)は、「この場にいるたくさんの高校生が集まればとても大きな力になると思います。被爆者の方々の思い、そしてこの悲惨な過去を発信し続け、平和な世界の実現、核兵器廃絶に向けて歩みを続けます」と話しました。

高校生たちは手と手をつなぐ「人間の鎖」をつくり、原爆落下中心地碑を囲みました。

核兵器によって平和な社会を実現することはできないなどと訴え、核兵器廃絶に向けた活動をこれからも続けていくことを確認しました。

「私たち若い世代が後世に伝えていきたい」

高校生平和大使で青雲高校2年の中尾絢音さんは、「私たち高校生が被爆者の方々の体験を直接聞いて、ただ胸にとどめておくのではなくて、後世に伝えていく、そういう活動を私たち若い世代がやっていきたい」と語りました。

被爆者の高齢化が進む中、被爆体験を直接聞く機会をどう次の世代につないでいくかが課題となっています。