“ニセPSE”の駆け込み寺を取材 消費者が見分けるのは「困難」
滋賀県に「総合技術センター」と呼ばれる会社の倉庫があります。
輸入業者などに代わって、PSEに関する検査を行うこの会社、『ニセPSE』が付いた製品の駆け込み寺だといいます。

(総合技術センター 吉田範人代表)
「正規の認証だと思って販売していたのが偽物だとバレて、販売停止になったものが持ち込まれる。駆け込み寺じゃないですけど、弊社の方に助けを求めて『再度認証を取りたい』と」
悪意を持ってニセのPSEを付けていたのか、それとも、充分な検査をしたつもりでPSEを付けていたのかは分かりませんが、こうした製品が急増しているワケは「コスト」にあると話します。
(総合技術センター 技術責任者 劉徳宝さん)
「1個あたりの検査料金で4000~5000円ぐらいの差が出ますので」

この会社によると、一般的なモバイルバッテリーのPSE取得にかかる費用は約30万円。
検査費用に加えて、検査を行うサンプルを多数用意する必要もあります。
検査を一切行っていないものと比べると、1個あたりの販売価格で4000円から5000円もの差が出るといいます。
こうしたコストを削減するために『ニセPSE』が出回ってしまうというのです。
ニセの表示は、歴とした法律違反ですが、消費者が本物か偽物かを見分けるのは難しいといいます。
(総合技術センター 吉田範人代表)
「一般の人は知識が無いので、PSEマークが本物かどうかというのは分からないですね。極端に安いものに関しては、少し疑いの目で見た方がよろしいのかなとは思っております」

一旦火が出ると消すのが困難で大事故に繋がりかねないモバイルバッテリー。
しかし、その安全性や容量に疑惑のあるものが溢れかえっているのです。














