「黒に近いグレー」販売業者を直撃

これらの業者のモバイルバッテリーを通販サイトで売っている人物が、匿名を条件に私たちの取材に応じました。

(販売業者)
「別の通販サイトで仕入れて販売しているだけなので、実際には割高で販売しているだけです」

いわゆる転売をしているという男性。バッテリーにはリストの業者の名前が刻印されていますが、“実態の無い会社”だと断言します。

(販売業者)
「モバイルバッテリーに会社の名前を印字しないと販売できないという法律の縛りがありますので。バッテリーを販売するためだけに名義だけを刻印して流通している、言い方悪いけど悪質業者みたいな感じ」

国は、電化製品の事故を防ぐため、モバイルバッテリーなど約450品目の製品に、
安全検査を行った証である「PSEマーク」と社名を印字するよう義務付けています。

しかし、モバイルバッテリーに関しては「自主検査」で第三者による検査は行われていません。
リストの会社は、法律を守っているよう見せかけるためのダミー会社だというのです。

さらに…

(販売業者)
「特にこういう4万mAなどの大きいバッテリーになると実際の容量とかなり違うのが実態かな」

業者の口から語られたのは、「容量の偽装」。業者が扱うバッテリーを含め、実際の容量が記載よりはるかに小さいものが、多くで回っているといいます。容量偽装は違法ではないかと尋ねると…

(販売業者)
「グレーゾーンじゃないですか、黒に近いのかなと思うこともありますけど」