観光客の靴底などから侵入…約70種の外来植物が生態系を脅かす

年間100万人に迫る観光客や登山客が訪れる立山では、本来そこに生息しない植物の種子が、靴底や衣服、作業車両のタイヤなどに付着して持ち込まれることが深刻な問題となっています。外来種が繁殖すると、高山植物など本来の在来種の生育地が奪われ、貴重な高山生態系が破壊される恐れがあるためです。


立山では、外国由来のセイヨウタンポポやシロツメクサのほか、国内の平野部や地域外から侵入したオオバコやイタドリなど、約70種類の外来植物が確認されています。自然保護協会などの活動により昨年度だけでも約15万6,000本が除去されましたが、拡散を防ぐためには人の手による地道な作業が欠かせません。
現地で指導にあたった富山県自然保護協会のナチュラリスト・上野玉紀さんは、次のように呼びかけます。

上野玉紀さん「外来植物の繁殖を防ぐには、ここを訪れる一人一人の協力が必要です。立山駅や室堂ターミナルにある洗い場や備え付けのマットで、靴底をきれいにしてから散策を楽しんでほしい」














