理想とする「攻撃的スタイル」と恩師ベンゲルの教え

齋藤:まずはロス五輪世代をみていくことになると思いますが、どんなスタイルを作り上げていこうと思われていますか。

大岩: 攻守において、いろんなところで攻撃的に。ピッチの「前」でいろんなことをやるというスタイルでやってきましたので、そういうアグレッシブなところ(攻撃的なスタイル)が皆さんに伝わるといいなと思います。

2年前、パリ五輪の初戦、パラグアイ戦(5-0で日本が勝利)でも攻撃的なスタイルを見せていた大岩監督。この攻撃的な姿勢の背景には、ある名将の影響があるという。アーセナルの元監督として世界的に知られるアーセン・ベンゲル氏だ。1995年、大岩監督が名古屋でプロ1年目を迎えた時の恩師であった。

齋藤: ベンゲル監督から受けた指導を、今も覚えているそうですね。

大岩: 今になって思うのは、ベンゲル監督に実際に指導を受けたときは、ものすごくシンプルだったということですね。チーム全体に対してアプローチの仕方が上手かったなという感じがあって。(引退後に)私自身が何度もアーセナルに向かって、ご教授を受けて、それが今になって「ああいうことを言っていたんだな」と腑に落ちるというか。影響を受けていますね。

齋藤: 選手たちには今、シンプルに分かりやすく伝えることが多いですか。

大岩: そうですね、代表監督というのは(チームの活動)時間が短いですし、それを意識することは多々あります。