災害関連死をどう防ぐ? 酷暑での避難生活

小川キャスター:
ここから待ったなしという状況ですが、実際その関連死を防ぐための対策としてどのようなことが行われているんでしょうか。

鬼塚記者:
今の行政の合言葉は「災害関連死をどう防ぐか」ということです。

実は、すでに関連死の疑いが発生していて、原因は暑さとみられています。10年前の関連死にはおそらくなかったものです。

今回、初めて命に関わるほどの暑さと戦わなければなりません。そのためにも、暑さへの対応・対策が急務になります。

また、一人暮らしの障害者や高齢者のSOSをどう掘り起こしていくかということも大事になってきます。

障害者支援をしている団体は、「行政には情報があるものの、プライバシー問題に高い壁があるため、なかなか情報が出てこず、支援が行き届かないところがある。これが現実だ」と吐露しています。

マンパワーも絶対に必要ですが、民間の支援団体との協力の仕方も大切になってくると思います。

藤森記者:
やはり今は現実的に何ができるかということを考えて、少しでも前に向けるように知恵を絞り、工夫を施していくことに皆さんで力を注いでいくのが求められているのではないでしょうか。

小説家 真山仁氏:
一つ、皆さんに分かっていてほしいのは、震災に同じものはないということです。

今までの大きな地震は(今回よりも)寒い時期にありました。そのため、震災関連死も寒いことが原因のことが多かったです。

しかし、今回は暑い時期に災害が起こりました。よって、過去の例ばかりに執着すると逆効果になると思います。

行政は前例に縛られてしまう傾向があるのですが、熱中症対策など、他の事例を照らし合わせる柔軟性が必要になりそうです。

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<プロフィール>
真山仁さん
小説家 2004年「ハゲタカ」でデビュー
新著にロッキード事件をもとにした「シャドーゲーム」