イオンモールの爆発で犠牲となった22歳の女性の告別式がきょう行われ、友人らが参列。故人を偲びました。

彼女の死をめぐっては、母親が「娘は『金庫にお金を入れないといけないと言われたので戻る』と、勤務先であるモールのテナント会社から指示を受けて店内に戻った」と話していました。

これに対し会社側は昨夜、「もし可能であれば、売上を金庫になおして(戻して)くれないだろうか」「必ずイオンモールの許可を得てから入ってください」と、再び店内に戻る指示をしていたことを認め、遺族に謝罪しました。

また、イオン側もこの件についてコメントをしています。

大竹玖瑠美さんの中学時代の後輩
「とても明るくて、まじめで。玖瑠美先輩がいれば大丈夫だと思うくらい本当に芯の強い方で、大好きな先輩でした」

イオンモール熊本の爆発事故で亡くなった大竹玖瑠美さん(22)の告別式が、きょう営まれました。

中学時代はバレーボール部のキャプテン。気さくで、誰からも愛されていたと言います。

大竹玖瑠美さんの中学時代の後輩
「先輩なんですけど、先輩じゃないくらいすごい仲良くしてくださって、いくらふざけあっても許してくれたり、ふざけ返してくれたり」

その命が奪われたのは、先月28日、地震のおよそ1時間半後におきたイオンモール熊本での爆発事故。大竹さんを含む7人が亡くなりました。

イオンモールの中にあるコスメや雑貨を扱う店で働いていた大竹さん。

母親は爆発をテレビで知り、すぐにメッセージを送ったといいます。

大竹玖瑠美さんの母親
「全然『既読』がつかなくなって。どこかで避難してるのではないかと思っていた。生きているのではと思っていた」

大竹さんは地震の直後、一度外に避難していました。では、なぜ再び店の中へ?母親は会社からの指示があったと訴えます。

大竹玖瑠美さんの母親
「地震がおさまったんだけど、『一回戻らなきゃいけない』『金庫にお金を入れないといけないと言われたので戻る』と言った」

昨夜行われた通夜に大竹さんが働いていた店「ハビタ」の幹部が参列。その席で誤った指示をしたと、遺族に謝罪しました。

大竹さんの勤務先「ハビタ」営業部長
「『もし可能であれば、売上金を金庫にしまってくれないだろうか』『もし(建物に)入れるのであれば』と言いました」
「『入るときは、必ずイオンモールの許可を得てから入ってください』、これは明確に私は申し上げさせていただきました」

遺族
「『売り上げを金庫に戻しに行ってくれ』、それが先行している。実際(建物に)入っているじゃないですか」

大竹さんの勤務先「ハビタ」営業部長
「そこが私は非常に悔しくて」

遺族
「私たちからすると、あなたのその指示が悔しい」

そもそもイオン側は、地震発生後の対応について「避難後の再入館は社内ルールとしては認めていない」としています。

勤務先側は「必ずイオンモールの許可を得てから入ってください」と説明していますが、イオン側は大竹さんに再入店を許可していたということでしょうか。

イオン側は、「館内に戻られた方を個人の責任として考えるつもりはない」とした上で、責任者がどのような指示をしたかも含め、今後、避難対応について検証を行うとしています。